会報10号 利用者の声その2

2012/12/24

利用者の声その2


私たち家族は、夫、私、息子(3歳)の3人です。そして新しい家族が増えることを日々楽しみにしていました。しかし、いつものように行った妊娠30週の健診にて赤ちゃんの心臓の異常を指摘されました。それから、地元の総合病院、大学病院にそれぞれ1週間ずつ検査入院をし、重度の心臓奇形がみつかりました。

 出産ができ、そして赤ちゃんの治療ができる病院として、神奈川県立こども医療センターを大学病院の担当医に紹介してもらい、こども医療センターでも1週間の検査入院をし、産科、新生児科の先生から丁寧な説明を受けました。今までの総合病院、大学病院とは異なる診断であり、赤ちゃんの厳しい病態を突きつけられ、呆然としました。その後、夫と話し合いをし、先生方の誠実な対応を信じて、こども医療センターでの出産、治療を決めたのです。

 しかし、こども医療センターまでは自宅、実家からも車で2時間はかかるため、出産前から拠点を横浜に移す必要がありました。メディカルソーシャルワーカーさんから『リラのいえ』を紹介していただき、運よく空きがあり入室することができたのです。出産予定日は12月22日でしたが、12月1日よりお世話になることにしました。
 リラのいえに来るまでは、赤ちゃんは本当に大丈夫だろうか、息子を実家に一人預けてまで横浜に来て良かったのだろうか、と悩んでいました。しかし、リラのいえに入室し、他のお母さん方の話を聞いたり、利用者の声のノートを読ませてもらっているうちに、勇気と希望をもらい、こども医療センターならば大丈夫!この決断は正しかった!という気持ちになっていきました。

 一人でホテルなどにいたら、経済的に厳しくこのような長期滞在は現実的ではありませんでした。そして何より精神的にもっと追い詰められていたのではないだろうか、と思います。夫が休みのときは、夫と息子の3人でリラのいえで過ごす事ができ、いつものような家族の時間を持つこともできました。出産前の期間を穏やかな気持ちで過ごせたのは本当にありがたく思います。

 リラのいえの居心地がいいためか、出産予定日を超過してしまい明日から入院することになりました。赤ちゃんが生まれてからが本番ですが、もうしばらくリラのいえにお世話になりながら家族みんなで乗り切っていきたいと思います。

 長期に渡り滞在させていただいていますが、いつも温かい言葉をかけてくれるスタッフの皆さんと差し入れや寄付をしていただいている心温かい方々に支えられているのを日々実感しています。いつもありがとうございます。

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